フェレットが日本に紹介され始めた頃、避妊去勢手術済のフェレットは非常に高価でした。
しかし、現在では輸入されるフェレットのほとんどが手術済のものとなっており、ノーマルフェレットを探すことの方が難しい状況となっています。
もし繁殖を考えているのであればノーマルフェレットの入手・飼育が必要となりますが、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。
価格の違い
現在ペットショップで販売されているフェレットの大半はスーパーフェレットです。
価格はカラーなどによって幅がありますが、2〜13万円ほどです。
スーパーフェレットは避妊・去勢、臭腺切除済みですので手術費用もかかりません。
ただし、中には手術が不完全で取り残しがあり再手術が必要になるケースもありますので、購入の際には必ず証明書をもらうようにしましょう。
ノーマルフェレットの価格は6万〜19万円ほどとスーパーフェレットより若干高めになっています。
発情期の違い
フェレットを飼育する上でスーパーフェレットとノーマルフェレットの違いが大きく出るのは発情期の変化でしょう。
メスは発情期になると体臭がきつくなり被毛がべたつくようになりますし、オスは発情期に先だってマーキング行為をします。
また発情期のオスは他のオスに対して攻撃的になります。
性格の違い
スーパーフェレットは避妊去勢手術を受けているため、多少オスの方が活動的とも言われますが、はっきりとしたオスらしさやメスらしさはみられなくなります。
一方ノーマルフェレットは避妊去勢手術を受けていないため、オスは発情期に気が荒くなり噛み付くこともあります。
去勢していないオスはメスに比べてはるかに身体が大きくなるため、大けがをする危険もあります。
まとめ
フェレットの繁殖は初心者には非常に困難で、あまりお薦めできません。
飼育自体もスーパーフェレットに比べ難しいですし、生まれてきた子どもを里子に出すためには避妊去勢、臭腺切除手術を受けさせる費用もかかります。フェレットは1回の出産で6〜8匹の子どもを生みますから、費用の負担は相当大きなものとなります。そのため生まれてきたフェレットを捨ててしまう人もいるようです。
どうしても繁殖させたいのであれば、金銭的・環境的余裕と十分な飼育時間が必要であることをしっかりと踏まえ、覚悟を持って臨んでください。
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