フェレットのオスとメスの体重の違いについて調べてみました。
オスとメスの違い
フェレットはオスとメスとで大きく体格の異なる動物です。
小さめのメスであれば頭から尻尾までが30cmで体重が60gぐらい、大きめのオスであれば頭から尻尾までが60cmで体重が3kgぐらいあります。
子どもの頃に去勢避妊手術を受けた個体は自然のまま育った個体よりも身体が小さくなる傾向がありますので、小さいうちに手術を受けたメスと自然のままの状態で育ったオスとを比べると体重で4〜5倍もの違いが出てしまいます。
肥満
フェレットの理想体重は去勢避妊を受けている個体はオスメスともに0.8〜1.2kg、未手術の個体はオスで1〜2kg、メスで0.6〜1.0kgです。これを大きく逸脱するとやせ過ぎや肥満となります。
肥満は心肺機能への大きな負担となり、糖尿病や肝臓疾患を起こしやすくなる原因となります。
また運動能力が低下して怪我をしやすくなったり、ますます運動をしなくなって肥満に拍車がかかったり、関節への負担も増えます。
毛づくろいしにくくなるため毛並みが悪くなり、耳の中も汚れます。
麻酔時には麻酔がかかりにくくさめにくくなります。
適正体重であっても麻酔を使うときには心肺機能に注意しなくてはなりませんが、肥満の場合はさらにリスクが高まります。
肥満の見極め
フェレットが肥満かどうかは、体重の数値だけでなく実際の体格や筋肉、脂肪のつき具合で判断しましょう。
同じ体重でも筋肉質でがっちりしているのは良い体格ですし、皮下脂肪が多くだぶついているなら太り過ぎです。
体格の見極め方には、犬や猫で使われている「ボディコンディションスコア」があります。
目で見た状態と手で触った状態によって脂肪のつき具合を評価し5段階で判定するものです。
BCS1=痩せぎす(理想体重の85%以下)は脂肪に覆われていないので毛並みの上から肋骨や骨の突起が簡単に触れることができ、腰のくびれが目立ち、脇腹にヒダがない状態です。
BCS2=体重不足(理想体重の86〜94%)はわずかな脂肪を通して肋骨や骨の突起に触れることができ、上から見ると腰のくびれが分かる状態です。
BCS3=理想体重(理想体重の95〜106%)は肋骨には皮下脂肪を通して触れることができるが外見からは分からず、わずかに腰のくびれがあり、脇腹のヒダが存在する状態です。
BCS4=体重過剰(理想体重の107〜122%)は肋骨になかなか触れることができず腰のくびれがほとんどなく、腹部は丸くなっている状態で、脇腹のヒダには脂肪がつき、やや垂れ下がっている状態です。
BCS5=肥満(理想体重の123〜146%)では肋骨は厚い脂肪に覆われ触るのが困難で、たっぷりと脂肪がつき、腹部は垂れ下がり、脇腹のヒダも歩くと揺れるようになります。
顔や四肢にも脂肪がついてきます。
まとめ
ペットの肥満は100%飼い主の責任です。適切な食事と運動でしっかりと管理してあげましょう。
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