フェレットの腸は短いため食事の後約3時間~4時間、1日に7回~10回排泄があります。
健康なときは黒やこげ茶色をしていて、手でつまめるくらいの固さの臭いのあまりない便をします。
餌を変えたり環境の変化によるストレスの影響などで便が変化することがあります。
便の色や状態は健康状態を知る上でとても重要です。
血便や血尿が出るととても心配になりますが、どういう時にそういった症状が出るのか調べてみました。
血便が出た場合考えられること
まず黒いタール便が出た場合は注意が必要です。
タール便は胃や腸など消化管からの出血を意味しています。
その場合は胃潰瘍や胃腸の炎症性消化管疾患などの可能性のほか、異物を飲み込んでいる場合も考えられます。
誤食の場合は前足で口のあたりを掻くしぐさをしたり食欲不振といった症状もみられます。
また、アリューシャンウイルスによるアリューシャン病はお迎えをして2週間以内にほかのフェレットと接触した後、タール便が出た場合は危険です。
また、腸粘膜はとてもデリケートなので例えば急激な温度変化などの環境変化によるストレスの場合も血便が出るということもあります。
他には、ワクチン接種によるアレルギーのアナフィラキシーなども考えられます。
血尿が出た場合考えられること
玉ねぎ、ねぎ、にら、ニンニク類は溶血性貧血を起こすので絶対与えてはいけません。
チョコレートやココアも中毒症状を起こします。
中毒を起こすと元気がなくなり赤色から黒色の尿が突然出て、症状がひどくなると麻痺や昏睡を起こします。
また、膀胱炎や尿路結石などの泌尿器系の病気も考えられます。
まとめ
血便や血尿は泌尿器系、消化器系の病気、アレルギー、食べ物による中毒、ウイルス感染などが考えられます。フェレットは敏感なため、散歩やフェレット同士の接触には気をつけましょう。ワクチン接種の際に起こるアナフィラキシーは接種後1時間以内に起こり、とても危険です。接種後すぐに帰宅せず、病院内もしくは病院の近くにいるようにしたいものです。
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