体の小さなフェレットが痩せてくると心配になるものです。
体重が減少したからといって病気とは限りませんが、体の中の何かを分解して、エネルギーに変えているという考えができますので、これまでとは違う何らかの変化が体の中で起きているのです。
急激な減少は特に心配です。体重が減少する場合は、どういった病気が考えられるのかを調べてみました。
体重減少のとき、考えられる病気の種類
ベビー期に太っていて大人になってスリムになってきたというのは、いわゆる大人痩せ、そして夏は冬より痩せるというのは自然なことです。
ただ、急激な減少や体重の減少だけではなく、いつもと何か様子が違うという場合は注意が必要です。
フェレットがかかりやすい三大疾病は、インスリノーマ、副腎疾患、リンパ腫といわれています。
その中で体重減少が考えられるのが、腎臓の近くに左右一対である副腎に疾患がある場合と、いわゆる血液のガンといわれるリンパ腫です。
副腎機能障害では体重減少以外に咽吐や腹痛、尻尾から頭にかけて左右対称に脱毛、無気力、倦怠など、副腎腫瘍では脱毛、体臭・尿の変化、痩せているのにおなかが出ている、メスは外陰部肥大、オスでは前立腺の肥大、去勢しているにも関わらず発情行動がある、などが見られます。
リンパ腫は全身のさまざまな臓器に発生する腫瘍化したリンパ球が増殖して症状が出ます。
どの部位に発生するかで症状は違いますが、ほぼ共通しているのは元気がなくなり、食欲が落ち体重が減少するということと、微熱や貧血の症状も出ます。
ただ、これらはリンパ腫のみの症状というわけではありません。
体重減少を引き起こす可能性のある病気
また消化器系の疾患の場合は体重が減少します。
胃潰瘍、グリーンウィルス(流行性カタル性腸炎)、誤食による腸閉そく、毛球症、腸管内寄生虫(コクシジウム)、
歯髄炎など歯や歯茎の異常、尿路結石、心臓疾患などの場合もあります。
人間が食べるものを少しだからといってあげ続けた結果、内臓障害を起こす場合がありますから注意が必要です。
まとめ
フェレットの病気に気づくポイントは食欲や元気さの変化のことが多いようです。ただ、症状がある特定の疾患にのみ表れるものという場合も存在しますが、そうでない場合も多いので、いつもと何かがちがうと思ったときにはすみやかに獣医に診てもらうことが重要です。
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