動物は食べ物を食べると血糖が上昇し、空腹になると血糖が低下するという働きが体内で行われていあす。

これによって血液の中の血糖は常に一定に保たれているのですが、稀にその正常な状態から血糖が急激に上昇したり、低下したりする事があります。

この血糖が低下する事を「低血糖症」といいますが、人間にもフェレットにも起こる可能性のある病気です。

今回はこのフェレットの低血糖症についてお話ししていきます。

フェレットの低血糖症について

低血糖症の原因・・膵臓からインスリンというホルモンが分泌されますが、このインスリンによって食事からの糖分の吸収量を調節したり、血液内に糖分を戻したりという働きを行います。

このバランスが崩れる事によって低血糖症が発症します。

フェレットの低血糖症の原因・・体の衰弱などによって糖分が失われている状態での低血糖の場合であれば、糖分を外側から補充してあげれば良い事なのですが、フェレットの低血糖の原因としてよく挙げられるのが、「インスリノーマ」という膵臓の腫瘍が原因となっている事が多いです。

インスリノーマの原因としては加齢、遺伝性のもの、食生活などが挙げられます。

フェレット 免疫サポート ブドウ  量

フェレットの低血糖症の場合の症状

フェレットの低血糖の際に見られる症状としては

倦怠感や運動量の低下、ぼーっとしている事が多くみられる。

気持ち悪いような体調不良が見られる、よだれを垂らす。

この他にも悪化した場合にはぐったりとして動かなくなったり、失禁したりする事があります。

また急激に低血糖状態になると痙攣を起こしたりします。

この症状は脳神経系が血液中のブドウ糖から栄養を得るのに、十分な栄養を得られない為に起こりうる症状です。

長く続くと後遺症が残ったり、フェレットが亡くなってしまう危険性もあります。

フェレットのインスリノーマ、治療法について

フェレットのインスリノーマ、膵臓の腫瘍についてはまずブドウ糖の補給を行いステロイドの治療薬を投与していく方法があります。

この場合に飼い主が自分自身でブドウ糖を与える事はしてはいけません。

急激な反応によって更に体調を悪化させる可能性があるからです。

ステロイドの投与で体調が安定しても、腫瘍であるインスリノーマが無くなる訳ではないので、状態が悪化する可能性も考えられます。

第一選択肢としては内服治療が主のようですが、状態によってはインスリノーマを取り除く外科手術も視野に入れます。

その際にはリスクもありますので、くかかりつけの獣医の指示を聞くことが大切です。

免疫サポート食について

インスリノーマの治療の際に入院・手術した場合、退院後に免疫力や食欲の低下などに気を付ける為にも、免疫サポート食のエサを与える事があります。

体力の維持を図らなければ、衰弱してしまう可能性もあるからです。

その子の体調によって食べる食べないがあるかもしれませんが、食べない場合などには量を調節し、ペースト状にして流動食として与えるなどの工夫も必要になってきます。

量や与え方などに関しては、かかりつけの獣医に指示を仰ぐようにしましょう。

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まとめ

フェレットの低血糖症は確実な予防法というのは挙げられていません。

ただし加齢、遺伝、食生活が原因となる可能性は大いにありますので、フェレットの毎日の健康状態、食生活、栄養状態などには常に気を配る事は重要です。

 

 


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