フェレットの背中の抜け毛が心配です。なにか病気のサインなのでしょうか?
フェレットの背中の抜け毛は病気でしょうか
可愛いペットのフェレットの背中に抜け毛を発見して、心配になった経験のある人は多いでしょう。
抜け毛はフェレットの病気に比較的多く見られる症状のひとつです。
まずは抜け毛の状態を観察してみましょう。
単に春と秋の毛の生え替わりの時期かもしれません。
その場合は心配しなくても大丈夫ですが、抜け毛を舐めた毛玉が詰まり腸閉そくを起こすことがありますので、その点だけは気を付けてあげましょう。
金属アレルギーのフェレットが、飼い主が装着したアクセサリーに反応して抜け毛が始まる場合もあります。
いずれにせよこのような単純な理由であれば原因解決は早いのですが、心配なのは治癒に時間の掛かる種類の抜け毛です。
衛生面が原因で起こる抜け毛があります。
ダニや汚れによる皮膚疾患といわれるものです。
そのような場合は飼育環境の見直しが必要になるでしょう。
ゲージやトイレを清潔に保つことを第一に重点を置き、症状があまりひどいようであれば専門のクリニックで診てもらうことをお奨めします。また、栄養不足も抜け毛を誘発する原因になります。
与えているフードが適切かどうかこの機会に見直しをしてはいかがでしょう。
最後になりますが、内臓疾患による抜け毛というのがあります。
尻尾のほうから抜け毛が進行していき、だんだんと背中のほうまで抜けていくようなら副腎疾患の疑いがあります。
これは比較的老齢のフェレットに多く見られます。
抜け毛以外にも様々な症状が並行して起こりますので、疲れやすく元気がないように見えたり、おしっこの回数が増えたと感じたら、早いうちにクリニックを受診しましょう。
診断には血液検査とエコー検査が使われます。
早期発見で病巣の副腎を切除すれば予後は元気に過ごすことができますが、稀に後になって転移した病巣が見つかることがあります。
フードを安全で良質なものに変えたり、飼い主が飼育環境を整える努力を続ければその確率は少なくなるのではないでしょうか。
まとめ
フェレットの抜け毛に悩む話をよく聞きます。換毛期のせいかなとか大したことないと思っても、飼い主はついつい重篤な病気を疑ってしまうものです。皮膚疾患で薬を飲ませるだけでもフェレットにとっては負担なのに、手術をしなければならないとなると本当に心配になってしまいますね。近年のペットの病気にはフードが原因であることも多いそうなので、可愛いフェレットのフードは飼い主の責任できちんと選んであげたいと思います。
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