人間と動物はちがいます。人間にとって大丈夫でも、フェレットにとっては危険な食べ物も存在します。
今回は、その点について学びました。
乳糖含有食品(主に牛乳、ヨーグルト、アイスクリーム、チーズなど)
牛乳や、ヨーグルト、アイスクリーム、チーズなどには、乳糖とよばれる成分がとても多く含まれているのです。
たくさんの量を摂ることによって、健康な人でも、下痢をしてしまう危険があるくらいです。
人によっては、牛乳を飲んで下痢をする方がいらっしゃるかと思いますが、正に、それです。
そう、原因は乳糖が起こしていました。
フェレットもそうです。
牛乳を飲んで下痢をするひと同様に、フェレットも『乳糖不耐性症』なのです。
なにか?というと、乳糖を分解する酵素(ラクターぜ)が足らず、乳糖が消化できずに下痢をしてしまいます。
チョコレート
犬や猫を飼っていた方は、チョコレートがペットにとって危険ということを知っている人は多いのでないでしょうか。
チョコレート、ココアに含まれている『テオブロミン』といわれる有害成分は、覚せい剤のような効果により、興奮、下痢、脱水、不整脈、嘔吐、発熱、けいれん等の症状が現れます。
体重1kgのフェレットの場合、約20~30g程のチョコレートで大切な命を危険に晒されることになります。
人間とフェレットでは(犬・猫も同じ)肝臓の働き方がちがいます。
人間の場合、きちんと肝臓で解毒分解できるのに対し、フェレット(犬・猫も同じ)はその機能が低下しているため、体内に『テオブロミン』が蓄積されて中毒を引き起こしてしまうのです。
テオブロミン中毒は食べてから発症するまで、だいだい4時間程だといわれています。
キシリトール
虫歯予防にいいと言われているキシリトール。
乳糖食品や、チョコレートから比べると与えるリスクは低そうですが、ペット用のお菓子で事故報告もあるみたいです。
チョコレートと並んで与えると危険なキシリトールは。
少量でも低血糖をまねきます。
10kgあたり1gの量で、重篤な低血糖になると報告もあるくらいです。
また、因果関係は分かっていませんが、将来的に肝腫瘍の危険もはらんでいる恐ろしい食品です。
まとめ
基本的に、人間と動物のちがいを知ることが大切です。ただ、可愛いからというだけで、自分がおいしいから「ペットもおいしい=大丈夫なはず」という愛情は、真の愛情ではないことを知っていただきたいです。本当にペットにとって必要なものは何か?手探りで、探求していく中にこそ彼らとの、豊かなフェレットライフが待っているのです。
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