ペットと共に生活を始めても愛するペットが病気に罹ってしまっては悲しい事ですよね。
何時までも元気でいてほしいと飼い主なら誰もが願う事だと思います。
高齢のフェレットに多い低血糖の症状がありますが、これは膵臓に腫瘍が出来るインスリノーマと言う病気が原因だと言われています。
フェレットの低血糖症について
フェレットは、血液中の糖分をエネルギーとして活動しており、糖分が血液によって身体中をめぐる事で脳や筋肉、内臓が正常に機能することができているのです。
動物の血液中の血糖は膵臓のホルモンの作用により常に一定の範囲内に保たれるように調節されていますが、その膵臓に腫瘍などが出来るインスリノーマの病気に罹るとインスリンが過剰に作られてしまい血糖値が下がる為、低血糖症になると言われています。
通常、フェレットの血糖値は、90mg~125mg/dに保たれていますが、インスリノーマに罹ると80mg/d以下に下がる為、低血糖症の状態に陥ります。
その為、糖分が低下することで元気がなくなり運動をしたがらず、嘔吐や筋力の低下、痙攣と言う症状が現れ、末期の場合だと脳の機能が低下して意識を失うと言う事になります。
特に5歳前後の高齢期のフェレットに多く見られ、原因としては特に解明されていませんが、加齢と遺伝、食事などが考えられているようです。
また、フェレットは老化のスピードがはやく腫瘍ができやすい動物であることから5歳前後のフェレットでは一般的な病気の1つとされています。
低血糖と食事について
元気がなくぐったりしているペットを見ていると何とか元気づけてあげたくなり、特に低血糖の状態なら糖分を与える事で元気になるのではないだろうかと思いがちですが、逆に病気を悪化させる原因となる為、緊急を要する以外は危険な事です。
インスリノーマの腫瘍は細胞でできており糖分を栄養源としている為、糖分を与える事により病気を悪化させてしまいます。
食事は、良質のタンパク質を柔らかくして与える事が一番良いようです。
まとめ
人もペットもいつまでも元気でいてくれる事は切なる願いですが、生きている以上病気は覚悟も必要だと思います。調子が悪いような時は急いで病院に駆け込むことが最善かと思います。
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