フェレットがなんだかいつもと違って食欲がない、吐き気を催している様子で元気がない、などの症状が見られたらお腹の中に毛が溜まっているのかもしれません。

特に高齢になると増えるのは毛球症です。

フェレットの毛の生え変わる時期

フェレットは春と秋の年2回大量の抜け毛と共に毛の生え変わりがおこります。

この時期にはフェレットは体を舐めまわしたりする仕草をしますが、毛もそのまま飲み込んでしまうのです。

グルーミングで飲み込んだ毛はわずかな量であれば排出されます。

ところが高齢になって消化管の働きが衰えてくるとその中に毛の塊ができてしまうのです。

腸内に毛球が溜まっていても、猫が毛玉を吐くように嘔吐することはありません。

体内に蓄積してしまうのです。

症状

元気がない、食欲がない、下痢、嘔吐、便秘、便が小さくなる、細くなる

また、異物が大きいと強い痛みもあり歩くのも嫌がることがあります。

毛玉の対処方法

自分で毛を吐き出すことが出来ないので「毛玉除去剤」をあげるという考えもあるそうですが、体質によっては体内で毛が固まるので逆効果になる、ということもあるそうなので注意が必要です。

だからといってそのまま放置すると閉塞性の機能障害に繋がりかねませんので、確実にフェレットの体から毛玉を排出するためにも病院で診てもらうようにして下さい。

一般的には手術をして取り除くことが多いようです。

フェレット 毛玉 胃液 吐く

嘔吐

その他にもフェレットは消化管内異物や胃の疾患などが原因で嘔吐することがあります。

いずれにしても嘔吐したら早めに動物病院に連れていくようにしましょう。

その際吐しゃ物に血が混じっていないかどうか確認してください。

脱水症状にもなりますので補液をする必要もあるかもしれません。

それほど心配でない嘔吐もありますが、注意が必要なのは変わりありませんのでしばらくは様子をよくみてあげるようにしましょう。

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まとめ

フェレットは好奇心旺盛のため身の回りにあるいろいろなものをよくかじる動物です。かじって飲み込むと危険なものを周囲から取り除きましょう。ケージ内のマット、ハンモックなどの布やおもちゃはフェレットが噛みちぎっていないかチェックするとよいでしょう。毛玉症を予防するには市販の毛玉除去剤を定期的に与えるとよいでしょう。それだけでなく、定期的にブラッシングするなどして抜け毛を取り除くようにしてあげてください。


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