元気なフェレットも高齢になるに連れて様々な病気を引き起こしやすくなります。
特にフェレットの3大腫瘍がありフェレットの寿命を短くしている原因の一つになっています。
インスリノーマと癌について
3大腫瘍の中には副腎腫瘍、リンパ腫(癌)とインスリノーマがあり、フェレットが高齢期の4歳~6歳以降、特に罹りやすい病気です。
中でもインスリノーマは、膵臓に腫瘍が出来る為にインスリンが過剰に分泌され血糖値が下がる事で低血糖症を発症してしまい初期の頃は特に大きな症状は現れず、少し元気がない程度なので見落としがちです。
症状が進行し血糖値が60mg/dlになると元気がなく運動をしたがらないなどの症状が始まり、50mg/dl~40mg/dl以下に下がると嘔吐やヨダレを垂らし体の震えも現れ、また、痙攣も始まりそのうち意識を失い命の危険さえあります。
酷くならないうちに早めに病院で治療することで、完治は出来ないまでも延命は出来るので気が付いたらすぐに病院に連れて行きましょう。
また、フェレットはリンパ腫の病も多いですが、リンパ腫とは簡単に言えば血液の癌であり白血球と言う免疫機能を司る血液細胞の中のリンパ球が腫瘍化してしまう病気です。
原因としてはまだ解明されてはいませんが一説によると遺伝やウイルス性が考えられています。
また副腎腫瘍が悪性化してリンパ球に転移することで発症する場合も考えられています。
若いフェレットの場合だと急激に悪化することが多いですが、高齢のフェレットの場合だと血液検査やエコー、レントゲンで異常が認められない事もあり慢性経過をたどることが多いと言われているため早期に発見することが望ましい事です。
風邪に似た症状から始まり食欲不振、体重減少、下痢、と日増しに悪化していく為、フェレットを毎日観察することで初期症状に早めに気づくことにもなります。
インスリノーマと癌との寿命について
フェレットの平均寿命はだいたい6歳~8歳くらいと言われていますが、10歳まで生きていたら御長寿だとも言われているほど寿命は短いです。
その原因として3大腫瘍が関係すると言われるほどフェレットには一般的な病気のようです。
しかし、中には15歳まで生きたフェレットもいるので一概には言えませんが、毎日の食事や運動と生活環境で長生きも出来るようですね。
まとめ
可愛いペットが苦しんでいる様子を見るのは飼い主としても辛いものがあります。毎日の様子を観察して異常を確認したら迷わず病院へ行くことが長生きへの近道かもしれません。
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